はじめてILCA(Laser)級の製品をご購入またはご検討されている方
ILCA(Laser)について、よくある質問をご確認ください。
Q1: ILCA(Laser)には計測証明書はありますか?
A: ILCA(Laser)には計測証明書は発行されていません。
コックピットに張られたビルダーのオーソライズステッカーとWorld Sailing(旧ISAF)から発行されるプラークナンバー(ステッカー)が「この艇はレーザー級設計と建造マニュアルに基づいたものである」という証明です。プラーク上に記入された1艇ずつに与えられた通しナンバーはその艇のセールナンバーであり、全世界唯一のにものです。
ステッカーを剥がしてしまうと無効になりますのご注意ください。(改ざん防止ステッカー)
Q2: 3種類のリグがありますが、ロアーマストのベースプラグはどれも同じですか?
A: スタンダードと4.7は同じサイズのベースプラグになり、ラジアルだけサイズが異なります。(一回り小さい)ベースプラグをご購入の際はお気を付け下さい。
Q3: プロテクトテープは必要なものですか?
A: どのリグにも共通することですが、セーリング中のメインシートトリムによりマストが回転するため、マストカラー(マストホール)上部の内側に接するところが強く擦れます。
ラジアルマストに関しては、二重構造のアルミ製マストの素管自体の肉厚が薄いので擦れて薄くなっていくとマストが折れやすくなります。
擦れる部分にテープを巻いておくことによって、摩耗とデスマストの防止になりますのでご使用いただくよう強く推奨いたします。
Q4: マスト抜け止めはなぜ必要なのですか?
A: 新ルールからカニンガムコントロールシステムにブロックを使えることによりテークル数が増え、引きしろの長さが長くなりました。
ダウンウインドでカンニンガムを緩めますが、沈をした時、マスト抜けの防止を兼ねていたカニンガムがルーズになってしまうためマストが抜けやすくなってしまいます。
このようなトラブルを防ぐためのもので、安全面からクラスルールで取付が義務付けられています。
材質はロープでも構いませんが、陸上でメインシートを通してない時にマストが何回転かすると、取り付けてあるブロックベースに大きな力がかかり破損させてしまうのでショックコードを推奨しています。
Q5: フォイル(センターボード・ラダーブレード)やラダーヘッド、スパー(マスト・ブーム)に”Authorized International Laser Class Fittings” と印刷された赤や青の小さなステッカーが貼られていませんが、レースに出られますか?
A: 古い艇の艤装品にはこのステッカーは貼られていません。
計測はステッカーなしでも受けられますが、レーザーの正規パーツと認められない場合は使用できません。
全日本選手権や国体などの大きな大会では、事前計測の際にビルダー(当社スタッフ)がいますので、正規品かを確認し認証されたもののみステッカーを貼るようにしております。
Q6: トップマストのパイプを使って自作したブームはレースで使用できますか?
A:トップマストをブームの長さに切る際、”Authorized International Laser Class Fittings”と印刷されたステッカーを残すように切ってください。
それによってビルダーから供給されたパイプを使用しているという証明になります。
自作したブームのスリーブ位置やパーツの取付位置などの計測を受け、パスすればステッカーが貼られレースで使用できます。
Q7: Laserパーツの非正規品を買いましたが、レースで使用してもよいですか?
A: ILCA(Laser)クラスは厳格なワンデザインクラスなので、ビルダーから供給されているもの以外は、ILCA(Laser)クラスの公式レースでは使用できませんので十分ご注意ください。
Q8: コクピット後面に貼ってある ISAF(WS)建造プラーク(セール/艇体番号が入ったもの)が貼られていない古い艇体ですが、レースに使用できますか?
A: トランサムあるいはバウアイの下にセール/艇体番号が刻印されていますので、それによってビルダーから供給された艇体であることが確認されれば使用できます。