Mackay470/PSJ仕様とは
1996年アトランタオリンピックで銀メダルを獲得した重・木下組、2004年アテネオリンピック銅メダルの関・轟組をはじめ、全日本選手権やナショナルチーム選考レースなどの国内主要選手権では、Mackay470/PSJ仕様のボートに乗り込んだ選手が上位を独占しています。
オリンピックキャンペーンを行っている日本のナショナルチームのほとんどのセーラーはMackay470/PSJ仕様のボートを愛用し活躍し続けています。
メダリストへの道…
それはセーラーと共に作り上げて挑戦していく、過去の経験、実績、技術が組み込まれたMackay470/PSJ仕様を選択し乗り始めることから始まります。
ニュージーランドにあるマッカイボートは470級や49erをはじめとする世界を代表するボートビルダーです。
バルセロナ五輪後、それまで470を製造していたマーテンマリーンからマッカイボートに変わりました。
代表のデイブ・マッカイ氏はモスクワ五輪まで470級、その後はFD級でニュージーランドの五輪代表選手の経歴があり、今日も独自の発想を盛り込んで「少しでも速く長持ちするボート」を作るために日々研究を続けています。
アトランタ五輪で銀メダルを獲得した重・木下組は、表彰台に立つまで7艇もボートを作り上げました。
それらのマッカイ470/PSJ仕様は、マッカイボートで作られたボートをベアハル(艇体のみ)の段階で日本に輸入し、その後パフォーマンスセイルクラフトで計測しながら艤装し完成させます。
パフォーマンスセイルクラフトでは高いリグテンションに耐えられるハル構造はもちろん、セーラーの体格乗り方や走らせ方のくせなどに合わせ、セーラーの意見を充分に汲み上げたオリジナルボートに仕上げていきます。
そして選手一人一人のリクエストに合わせて取り付けるブロックやパーツのレイアウトを図面に起こし盛り込みたいアイデアを全て活かせるように艤装品を取り付ける前から吟味しながら、重量や強度配置に必要な補強やバッキングプレートの位置を計算し割り出した上で、現地工場でハルの建造段階からの作業に関わっています。
さらには、より新しいアイデアやパーツを常に世界のトップで活躍して いるセーラーから学び取っているだけでなく、必要な部品があればどこからでも入手したり独自のオリジナルパーツを製作するなどの工夫もしてきました。
トップセーラー達は自分の使いやすいように艤装を工夫していますが、このような我々の今までの経験やノウハウを生かしたこれらの細かい作業を、一般のセーラーが行うことはほぼ不可能ですがマッカイ470/PSJ仕様ではセーラーと共にオリジナルのボートを作り上げることが可能です。
ただ、このように仕上げてきたスペシャルボートは、オリンピックでメダルを狙うようなチーム向けの本格的なスペシャルなボートなので、そこまでやれば当然値段も高くなってしまいますが、スタンダード、ハイグレード、スペシャルの3つのグレードに分けたマッカイ470/PSJ仕様をご用意することによって多くのセーラーが手に入れ易くなりました。
過去に仕上げたスペシャルボートからの経験を生かし、MackayオリジナルボートにPSJ仕様をアレンジしベーシックな艤装で仕上げられたスタンダードタイプ。
PSJ仕様のボートにPSJ仕様の標準艤装に加え部分的にカスタム変更したり、オプションの追加など艤装をチョイスできるハイグレードタイプ。 ハイグレードからはセーラーの体格や走らせ方に合わせパーツやシステムを選択が出来るようにいくつかのバリエーションを用意し、スペシャルタイプよりも大幅なコストダウンを実現することができました。
オリンピックでメダルを狙うトップセーラーが選ぶ完全オーダーメイドのスペシャルタイプは、従来通りご用意いたしております。
Mackay470/PSJ仕様は乗り手のニーズに応え、乗り手が考える以上の技術やアイデアを盛り込んだ世界にただ一つの特別なボートを作る事を約束します。
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